Claude Code を導入してターミナル中心の開発フローを作る

Claude Code のインストール、permission の事前許可、CLAUDE.md によるプロジェクト文脈の共有、バグ修正・リファクタリング・コードレビューの日常フローまで、ターミナル中心の開発フローを作る手順です。

· 1,261 字 · 6 分
目次 7 sections
  1. 01 はじめに
  2. 02 インストールと初期設定
  3. 03 基本の使い方
  4. ワンショット実行
  5. 04 permission の設定
  6. 05 CLAUDE.md でプロジェクト文脈を渡す
  7. 06 日常ワークフローの例
  8. バグ修正
  9. リファクタリング
  10. コードレビュー
  11. 07 まとめ

はじめに#

AI コーディング支援といえば VS Code の拡張が主流です。ターミナルで完結する開発フローを好むエンジニアには、IDE 前提のツールは使いにくいことがあります。
Claude Code は Anthropic が提供する CLI ベースの AI エージェントで、ターミナルから直接コードの読み書き・実行・Git 操作までを対話的に行えます。

Claude Code を導入し、日常の開発フローに組み込むまでの流れは次のとおりです。

インストールと初期設定#

Claude Code の利用には Anthropic の Pro・Max・Team・Enterprise、または API(Console)アカウントが必要です。
無料プランでは利用できません。

インストール方法は 2 通りあります。

  • Node.js 不要のネイティブインストーラー
Terminal window
$ curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
$ claude
  • npm でグローバルインストール
Terminal window
$ npm install -g @anthropic-ai/claude-code
$ claude

初回起動時に Anthropic アカウントとの認証が始まります。
ブラウザが開くので、ログインして承認すれば完了です。

認証後、プロジェクトのルートディレクトリで claude を実行するだけで対話が始まります。
Claude Code は起動時にディレクトリ構造やファイルの内容を読み取り、プロジェクトの文脈を自動的に把握します。

基本の使い方#

Claude Code の操作はシンプルです。ターミナルに自然言語でやりたいことを伝えるだけで動きます。

Terminal window
$ claude
> このプロジェクトの構成を教えて
> src/utils/auth.ts のバリデーションにメールアドレス形式のチェックを追加して
> 直近の変更をコミットして

ファイルの読み取り・編集・作成、シェルコマンドの実行、Git 操作など、開発に必要な操作は一通りカバーされています。
破壊的な操作(ファイル削除や git push など)の前には確認プロンプトが出るため、意図しない変更が実行される心配はありません。

ワンショット実行#

対話モードに入らず、結果を標準出力に返す -p(--print)オプションも便利です。

Terminal window
$ claude -p "package.json の依存パッケージで非推奨になっているものを教えて"
$ claude -p "src/components/Header.tsx を TypeScript の strict モードに対応させて" --allowedTools Edit,Write

CI やスクリプトに組み込む場合はこちらを使います。

permission の設定#

Claude Code を快適に使ううえで重要なのが .claude/settings.json による permission 設定です。
デフォルトでは Bash コマンドの実行ごとに承認が必要ですが、安全なコマンドは事前に許可しておけます。

{
"permissions": {
"allow": [
"Bash(pnpm lint)",
"Bash(pnpm check)",
"Bash(pnpm build)",
"Bash(git status)",
"Bash(git diff*)",
"Bash(git log*)"
],
"deny": [
"Bash(git push --force*)"
]
}
}

リント・ビルド・Git の読み取り系は allow に入れ、git push --force のような破壊的コマンドは deny で明示的にブロックします。
これがないと、エージェントが毎回承認を求めてきて作業のテンポが崩れます。

CLAUDE.md でプロジェクト文脈を渡す#

プロジェクトのルートに CLAUDE.md を置くと、毎セッション自動的に読み込まれます。
ここにスタック情報・コーディング規約・よく使うコマンドを書いておくと「この repo は何?」から始まる説明コストがゼロになります。

## Stack
- Astro 5 + Svelte 5 + Tailwind 3
- Package manager: pnpm
- Formatter: Biome (tabs, double quotes)
## Commands
| Purpose | Command |
|---|---|
| Dev server | `pnpm dev` |
| Build | `pnpm build` |
| Lint | `pnpm lint` |

CLAUDE.mdは短く保つのが推奨されています。
プロジェクトが大きくなって情報量が増えたら、slash command やサブエージェントに切り出す方法を検討してください。

日常ワークフローの例#

実際にこのブログの運用で使っている典型的なフローを紹介します。

バグ修正#

> ビルドで Warning が出ている。原因を調べて修正して

Claude Code がビルドを実行し、Warning のスタックトレースを読み取り、該当ファイルを特定して修正案を提示します。
修正内容の diff が表示されるので、承認すればそのまま適用されます。

リファクタリング#

> src/utils/ にある日付関連のヘルパーが 3 ファイルに散らばっている。1 つに統合して

影響範囲の調査(import の追跡)から、ファイルの統合、既存の参照箇所の書き換えまでを一気に行います。
途中で判断に迷う箇所があれば質問が返ってくるので、対話しながら進められます。

コードレビュー#

> git diff main...HEAD の変更をレビューして。セキュリティとパフォーマンスの観点で

ブランチの差分を読んで、問題点を指摘してくれます。
PR を出す前のセルフレビューとして使うと、人間のレビュアーの負荷を減らせます。

まとめ#

  • Claude Code はターミナルから AI エージェントとペアプログラミングできる CLI ツール
  • .claude/settings.json の permission 設定で安全なコマンドを事前許可し、作業テンポを確保する
  • CLAUDE.md にプロジェクト文脈を書いておけば、毎セッションの説明コストがなくなる
  • バグ修正・リファクタリング・コードレビューなど、日常の開発タスクにそのまま組み込める

まずは npm install -g @anthropic-ai/claude-code でインストールし、
既存プロジェクトのディレクトリで claude を起動してみるところから始めるのがおすすめです。

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